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余舫雲竹斎のコラムへ 冨米斎の文房四宝Q&Aへ
文房四宝に関する書籍のうち、特に役立つもので現在比較的入手可能なものを中心にご紹介しています。
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名  称:『紙鑒』-中国古代書画、文献用紙鑒賞-
言  語:中国語
著  者:田洪生
発  行:山西古籍城出版社
発行年月:2004年6月第1版 2004年11月第2次印刷(印数1-8000冊)
サ イ ズ:変形B5(16開本) 203頁
中国定価:65.00元
ISBN:7-80598-625-8
概  要: 中国の紙について、そのカラー図版と、年代や特徴、用途などの概略をつけてまとめたもの。特に図版は、自然光下でのものと、後ろから光を当てた透光状態でのものの両方を掲載するという凝り様。主に古典籍や古書画の切れ端を集めたように見受けられますが、流石は中国、こんなにマニアックな研究者もいるものだと、感心するばかりです。

名  称:『清代宮廷包装芸術』
言  語:中国語
編  者:故宮博物院
発  行:紫禁城出版社
発行年月:2002年4月第1版第2次印刷(印数1-3500冊)
サ イ ズ:変形B4(16開本) 230頁
中国定価:300.00元
ISBN:7-80047-314-7/J・152
概  要: 故宮博物院に収蔵されている文物の中で、文物を梱包している箱や包みなどに注目して取りまとめたもの。驚くほど凝ったものが多く、当時の文化レベルの高さを思い知らされる内容です。
 新刊図書とはいえ、品切れになると探すのが大変ですので、ご興味のある方はお早めにご購入下さい。

名  称:『中国古代造紙工程技術史』
言  語:中国語
主  編:路甬祥
本巻作者:王菊華など
発  行:山西教育出版社
発行年月:20069年2月第1版第1次印刷(印数1-5000冊)
サ イ ズ:変形B5(16開本) 515頁
中国定価:128.00元
ISBN:7-80047-314-7/J・152
概  要: 中国が世界に誇る紙の文化に関しては、近年頗る研究が進んでおり、その成果発表が多数存在しています。そんな研究成果の中から、年を追って史学的に纏めたものがこの本です。学術本なのでお堅い内容ですが、中国紙を専門に学びたい方には必読の書でしょう。

名  称:『文物蔵品定級標準図例 文房用具巻』
言  語:中国語
編  者:国家文物局国家文物鑑定委員会
本巻編者:呉春燕 蔡鴻茹
発  行:文物出版社
発行年月:2008年8月第1版第1次印刷
サ イ ズ:変形B4(16開本) 344頁
中国定価:398.00元
ISBN:978-7-8010-2037-9
概  要: 日本の国宝に相当する国家一級文物から一般文物に至るまで、その等級の基準となる品物を鮮明な画像で掲載するシリーズものの文房具編です。主に故宮博物院に収蔵されている文物が掲載されていますが、いままでお目にかかれなかったものも数多く、参考になります。もっとも、肝心の等級の基準が、当方にはまったく理解不能ですが(苦笑)。

名  称:『文房清玩-箋紙』
言  語:中国語
編  者:劉運峰
発  行:天津人民美術出版
発行年月:2002年4月第1版第2次印刷(印数1-3500冊)
サ イ ズ:変形A5(32開本) 120頁
中国定価:31.00元
ISBN:7-5305-3227-8
概  要: 近年、紙への関心が高まるなかで、当然信箋・詩箋などにも注目があつまっており、各種の出版物があるのですが、比較的安価で入手しやすいものとしてこの冊子をご紹介。掲載されている箋紙の印刷もなかなか乙に出来上がっており、参考になります。

名  称:『筆墨紙硯図録』
言  語:中国語
編  者:上海博物館工芸美術研究組
発  行:上海教育出版社
発行年月:2002年4月第1版第2次印刷(印数1-3500冊)
サ イ ズ:変形菊版?(20開本) 120頁
中国定価:2.50元
統一書号:7150・2344
概  要: 上海博物館を中心に、故宮、湖南省、湖北省、荊州地区、南京、南京市、鎮江市、常州市などの各博物館が協力して取りまとめられた図版集。白黒図録が多いですが、今となっては貴重な資料でしょう。

名  称:『文房四宝鑑賞与収蔵』
言  語:中国語
主  編:李澤奉・劉如仲
編  著:張淑芬
発  行:吉林科学技術出版社
発行年月:1997年3月第1版第2次印刷(印数8141-11140冊)
サ イ ズ:変形A5(32開本) 124頁
中国定価:9.80元
ISBN:7-5384-1211-5/J・21
概  要: 北京故宮博物院を中心に、文房四宝の解説とカラー図版32点、白黒図版48点を掲載したもの。文物に関する出版物がブームとなる前の発行で、貴重な画像を含むなど、参考になります。

名  称:『文房用品辞典』
言  語:中国語
編  者:上海書画出版社
発  行:上海書画出版社
発行年月:2004年12月第1版第1次印刷(印数1-5000冊)
サ イ ズ:変形A6(32開本) 156頁
中国定価:18.00元
ISBN:7-80672-941-0/J・854
概  要: ポケット版のアンチョコ辞典の類ですが、侮るなかれ、その内容はかなり詳細です。実は拙書『古墨紀言』の種本の一つなのでした。

名  称:『簡明中国手工紙(書画紙)及書画常識辞典』
言  語:中国語
編  者:劉仁慶
発  行:中国軽工業出版社
発行年月:2008年7月第1版第1次印刷
サ イ ズ:変形B5(16開本) 156頁
中国定価:39.00元
ISBN:978-7-5019-6391-1/TS・3725
概  要: 最近発行されたやはりアンチョコ辞典の類です。内容も基本事項が多いのですが、中国紙に関する知識が少ない当方などにはなかな便利且つ有用な書物です。

名  称:『日本・中国・韓国 書の紙 手漉画仙紙と料紙』
言  語:日本語
編  者:
発  行:毎日新聞社
発行年月:昭和52年6月30日
サ イ ズ:変形A4 解説編160頁・標本紙編250頁
定  価:52,000円
ISBN:
概  要: 書道に使われる紙を、日本・中国・台湾・韓国と広範囲にわたり収集し、その現物資料を標本紙編と試し書用画仙紙集にまとめ、さらに専門家や書家などによる紙に関する文章を解説編として取りまとめたもの。解説もなかなか鋭いものがある一方、中国紙の標本に関しては、おや?と感じることもあるのですが、ま、これは私の個人的感想の類でしょう(苦笑)
 

名  称:『文房精華』
言  語:日本語
編  者:近藤泰
発  行:日経BP企画
発行年月:2007年6月25日初版第1次印刷
サ イ ズ:B4 142頁
定  価:10,500円(税込み)
ISBN-10: 4861302625
ISBN-13::978-4861302626
概  要: 知る人ぞ知る古美術コレクター近藤泰氏が凝りに凝って作り上げた中国文房具の書籍。掲載写真はもとより、使われている紙質からその折り方まで拘ってつくり、普通校正は2~3回で終わるものなのに、その倍以上回数をかけて、それでもご本人は未だ不満足な点があるとか。ちなみに、作ったものを全部売っても、費用のもとすら取れないはずです、たぶん。

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